4月6日、国家体育総局卓球・バドミントン管理センターは、国家男女1軍・2軍チームの監督・コーチ選考会議の結果を発表した。新たなコーチ陣の陣容は下記のとおり。
★総監督:劉国梁
●男子1軍チーム監督:秦志戩
●男子1軍チームコーチ:劉国正、王皓、馬琳、劉恒、馬俊峰
○女子1軍チーム監督:孔令輝
○女子1軍チームコーチ:肖戦、李隼、陳彬、張琴、黄海城
●男子2軍チーム監督:劉志強
●男子2軍チームコーチ:劉彬、于洋、陳振江
○女子2軍チーム監督:閻森
○女子2軍チームコーチ:李大成、朱文韜、王翔
総監督兼男子監督だった劉国梁は総監督に専任となり、替わって男子1軍チーム監督には、唯一の立候補者であった秦志戩が就任した。劉国梁は『新浪体育』の取材に対し、次のようにコメント。若手の成長著しい日本の脅威について触れ、コーチ陣に釘を刺している。
「東京五輪までの任期で、秦志戩が私に替わって男子チーム監督になることで、私は卓球のその他の分野にもエネルギーを注ぐことができる。優秀な成績をキープしながら、チームの社会的な価値を高めていきたい。若手の育成に力を入れている五輪のホスト国・日本は、中国の最強のライバルになりつつある。その脅威を決して楽観視してはならない」(劉国梁)。
そして男子1軍チームのコーチ陣には王皓と馬琳が加わった。男子2軍チーム監督だった劉国正も1軍チームコーチとなり、一時代を築いた中国男子のスターたちが「入閣」。一方で、張継科の担当コーチ、スキンヘッドがトレードマークの肖戦は、第二希望だった女子1軍チームに異動となった。
張継科の後任の担当コーチについては「劉国正か?」など、憶測の報道はあるものの、正式なアナウンスはされていない。馬龍の担当コーチだった秦志戩は監督となり、許シンや樊振東を担当していた呉敬平はリオ五輪を最後に正式に国家チームから身を退いた。主力の「ビッグ4」については、担当コーチは全員が入れ替わることになる。正式な担当コーチの振り分けは、現在行われているアジア選手権の終了後になるだろう。
また、女子1軍チームで劉詩雯の担当コーチだった劉志強が、立候補者のいなかった男子2軍チーム監督に就任。肖戦が劉詩雯の後任の担当コーチになる可能性もある。張怡寧や李暁霞を育て、現在は朱雨玲の担当コーチだった李隼、丁寧や馮亜蘭の担当コーチだった陳彬は健在。男女1軍チームで唯一の女性コーチである張琴は、実業団のサンリツでかつて選手としてプレーしており、女子2軍コーチからの昇格となった。黄海城コーチも女子2軍チーム監督からの昇格だ。
総監督の仕事が気になるʕ•͡•ʔ