2014年世界選手権(団体戦)の日本代表で、現男子ナショナルチーム候補選手の塩野真人選手(東京アート)が、来年1月の全日本選手権を最後に現役を引退する意思を表明。自身のブログで発表した。
「肘、肩、腰の怪我を理由に満足のできないプレーを歳のせいにして、世界選手権やオリンピックを目指すことが難しくなりました。そして、モチベーションが下がり、その状態でコートに立つことは応援して頂いている方や皆様に申し訳ないと思ってしまったのが理由の一つです。
もう一つは昨年の10月のポーランドオープンで張継科選手と試合をして引退を考えたことです。張継科選手に勝つことができたら、もう一度世界を目指そうとその時考えていました。負けたら引退も決めていました」(塩野選手のブログより引用)
鍛え抜かれたフットワークで、前後の揺さぶりも感動的なまでにしのぎ、鮮やかな逆襲で観客をわかせた塩野選手のカットプレー。1986年生まれで、今年で30歳。カットの先輩である松下浩二選手が41歳、渋谷浩選手が37歳までプレーしたことを考えれば、まだまだやれそうな年齢だ。しかし、2013年のジャパンオープンでの衝撃的な優勝から3年余り。心身ともに世界の第一線で戦えるかどうか、自らに問いかけた上での決断となった。東京アートで戦う最後の団体戦となる12月のJTTLファイナル4、そして来年1月の全日本選手権で完全燃焼してもらいたい。
塩野選手のブログのURLは下記のとおり。塩野選手自身の言葉で、現役を引退することへの思いが丁寧につづられているので、ぜひご一読を(アクセス集中のため、つながりにくい可能性があります)。