3月16日〜20日に開催されたITTFワールドツアー『クウェートオープン』。世界選手権後初のワールドツアーとなった同大会には、多くの国からトップ選手が集結。日本からは、オリンピックアジア大陸予選代表の水谷隼(beacon.LAB)、丹羽孝希(明治大)、福原愛(ANA)、石川佳純(全農)、伊藤美誠(スターツSC)を含め22選手が出場し、女子シングルスで石川佳純が3位入賞、女子アンダー21では準決勝に早田ひな(石田卓球クラブ)、橋本帆乃香(四天王寺高)、平野美宇(JOCエリートアカデミー)が進出。早田が準決勝で平野を、決勝で橋本を下して優勝した。
男子シングルスには、江天一を予選で下した及川瑞基(青森山田高)と水谷・丹羽が本戦に出場。2回戦では水谷と丹羽が激突し、水谷が-8、9、7、6、9で丹羽を下し準々決勝へ進出。ベスト4をかけて許昕(中国)と対戦し、第7ゲームを10-4でリードし勝利は目前だったが、そこからまさかの逆転負けを喫し、ベスト8に終わった。
ベスト4は中国選手が独占し、許昕を下した馬龍と、樊振東に勝利した張継科が決勝で対戦し、4-1で張継科が優勝した。
女子シングルスには、予選を通過した森さくら(日本生命)、加藤美優(礼武道場)、芝田沙希(四天王寺高)とシードの福原・石川・伊藤・平野の7選手が本戦に出場。石川、福原、伊藤、平野が2回戦に進んだ。3位に入った石川は、2回戦でシャン・シャオナ(ドイツ)、準々決勝では鄭怡静(チャイニーズタイペイ)を下し、準決勝に進出。李暁霞(中国)との対戦では-4、-5、5、-10、-13というスコアで敗れた。李暁霞は決勝で、馮天薇(シンガポール)を下した丁寧(中国)を4-1で破り優勝を飾った。
また、女子ダブルスには福原愛/伊藤美誠ペアが出場し、3位に入賞した。
各種目の上位は以下の通り
〈男子シングルス〉
優勝:張継科 準優勝:馬龍 3位:樊振東・許昕(すべて中国)
●女子シングルス〉
優勝:李暁霞 準優勝:丁寧(以上中国) 3位:石川佳純(全農)、馮天薇(シンガポール)
〈男子ダブルス〉(日本選手不参加)
優勝:許昕/張継科(中国) 準優勝:何鈞傑/唐鵬(香港)
3位:樊振東/馬龍(中国)・鄭栄植/李尚洙 (韓国)
〈女子ダブルス〉
優勝:丁寧/劉詩ウェン 準優勝:李暁霞/朱雨玲(以上中国)
3位:福原愛/伊藤美誠(ANA/スターツSC)・姜華珺/李皓晴(香港)
〈男子アンダー21〉
優勝:カルデラノ(ブラジル) 準優勝:何鈞傑(香港)
3位:林鐘勲(韓国)・マグディ(エジプト)
〈女子アンダー21〉
優勝:早田ひな(石田卓球クラブ) 準優勝:橋本帆乃香(四天王寺高)
3位:平野美宇(JOCエリートアカデミー)・朱成竹(香港)